キャリアカウンセラーに聞く! 若手ビジネスパーソンが取り入れたいオンオフ切り替え術

きちんと睡眠をとっているのに、なかなかはかどらない日ってありますよね。家族のことや彼女のこと、あるいは将来のこと……業務以外のことに意識がとられてしまっていて集中できない!そんな時に見直したい、オンオフの切り替え方のご紹介です。

専門家インタビュー


今回お話を聞いた専門家:瀧本 博史 (キャリアカウンセラー)

業務に集中したいとき、デスク回りで見直すポイントを教えてください。

業務を行なうデスクは作業をする場所です。作業を行なうためには広い空間のほうがはかどるし、集中しやすくなります。

このことから業務に集中したいときの理想は「パソコンと電話だけを置く」としたいところですが、実現しにくい場合は使用頻度の高いものだけにするとスッキリさせることができます。

例えばチェックポイントとして、

・文房具を最低限の数にして、引き出しから出すようにしているか。

・メールチェックは手動にして、その時間を決めているかどうか。

・引き出しの中は仕切り板を入れて、整理に努めているか。

・ファイルは、インデックスをつけて、目的のものをすぐ取り出せるようにしているか。

・イス周りには体を動かせる余裕があるのかどうか。

・共用以外の時計が自分のデスクに置かれていないか。

・何でもデスクマットにはさんでいないか。

これらの視界に入る情報量を少なくすれば、目の前の仕事への集中力も高まり、それをストレスの軽減へとつなげることができます。

業務に集中したいとき、気持ちや考え方の部分で切り替える方法を教えてください。

自分の退路を断つという意味で集中せざるを得ない環境を作り出すために、自分に対する質問のバリエーションを増やしておくと、気持ちや考え方の切り替えがつけやすくなります。これはノートに書きだしてもいいですし、思うだけでも効果がある方法です。

質問1 これから自分はどうなるのがベストなのか。

質問2 これができたときに、何が手に入るのか。

質問3 これに集中しないで、得することは何なのか。

質問4 今やらないとするならば、具体的にいつやれるのか。

質問5 何を保ちたくて、自分は集中できないのか。

 

他にも「快」か「不快」かの二択でバッサリ切ってしまうという方法もあります。

この状態が続くのは自分にとって「快」なのか「不快」なのか。

もし、「不快」であるならば、この「不快」をいつまで続けたいのか。

このように自分の退路を断つことは、決意と行動につながる大切なポイントとなります。

 

あと30分で何とか仕上げなきゃいけない資料がある……そんな時はこれ!というおすすめの方法を教えてください。

時間に追われているときにおすすめする方法は、キッチンタイマーを使って作業に所要時間を設定し、自分にプレッシャーをかけながら区切りをつけつつ仕事を進める方法です。

作業に1つずつ制限時間があると「どうにかしなきゃ」と脳はフル回転しながら達成させることを考え始めます。

ただ、キッチンタイマーは音が出ますので音を出しにくい環境の場合は、自分だけの時間を計れる時計を用意しましょう。まず、100円ショップでアナログ時計を買ってきて、文字盤の透明な板を外します。次に直接長針と短針を手で動かし、12時にセットをしなおしてから作業を始めます。このとき15分や30分のところにマーカーで印をつけたりすると便利です。これで自分専用のタイマーが出来上がります。アナログ時計は過ぎた時間と残り時間が感覚的にもつかめるので、その比率から経過時間と残り時間の把握に役立てることができます。

簡単にできるオンオフの切り替え方を教えてください。

頭で考えたり、手順を追ってオンオフの切り替えをする面倒な方法ではなく、人間の本能や情動を担当する脳の「海馬」を直接刺激して、瞬時にオンオフの切り替えができる方法をご紹介します。

脳は普段、何度も思い出すような情報を「海馬」で長期記憶へと変換しているので、ここに直接刺激を与えることは長期にわたって瞬時に切り替えられるスイッチを脳内へ作ることとなり、ここぞというときの業務効率をあげるために役立てることができます。

スイッチと言っても簡単で、五感を使うだけのシンプルなものです。実は、嗅覚だけが五感の中で海馬に直接情報を送ることができるので、リフレッシュ効果が高いアロマを利用すると良いでしょう

例えば、物事を冷静に判断したいときや記憶力・集中力を高めたいときはレモンなどの柑橘系を使い、妊娠の可能性があるときは控えたいですが、頭をすっきりさせ、気分転換をしたいときにはローズマリーがそれに役立ちます。

編集部まとめ

 

机の周りの整理、自分だけのタイマー、アロマなどまずは形から切り替える方法を身に着けていっても効果がありそうです!

自分なりに習慣化して業務の効率アップを目指しましょう。